金型移管・生産移管でお困りの方へ
図面なしでも再生・継続生産に対応
近年、取引先の成形メーカーが高齢化や廃業などの理由で事業を終了し、金型を移管して生産を継続したいというご相談が増えています。
ところが実際には、「図面がない」「金型と製品サンプルだけが手元にある」といったケースも多く、スムーズな再生産には技術的なノウハウと柔軟な対応力が欠かせません。
私たちタイセイは、そうした条件下でも現物の確認・調整・メンテナンスを通じて再生産を可能にする体制を整えています。
また、金型の継承にとどまらず、品質向上・コスト削減を目的とした改良や新規金型製作にも対応しています。
当社の金型製作についてはこちらをご覧ください。
金型移管とは?
生産を止めないための技術対応
図面なし・高経年金型でも
対応可能
金型が経年劣化している場合でも、メンテナンスや部分補修による延命対応や、新規金型製作へのスムーズな切り替えを行えます。
金型移管に必要な
チェックポイント
移管をスムーズに進めるためには、事前に以下の情報を整理しておくと安心です。 ヒアリングの際に、これらを共有いただくことで正確な見積りや立ち上げスケジュールを提示できます。
1. 製品サイズと重量
成形機の能力と直結します。寸法図がなくても、製品写真やおおよそのサイズで一次判断が可能です。サイズが合わない場合、成形できないため最初に確認します。
2. 金型と成形機の適合性
ロケートリング径・ノズルR・金型重量・外形寸法などの適合確認が必要です。
合わない場合でも修正対応は可能ですが、立ち上げ時の調整が発生することがあります。
3. 成形材料
使用している材料(例:ABS、PP、POM、PCなど)とグレード情報を把握しておくことで、トライ成形やコスト算定がスムーズになります。
4. キャビティ数(取り数)
1個取りか4個取りかで、生産効率と単価が大きく変わります。
キャビティ数を事前に把握しておくと、見積り精度が向上します。
5. 生産数・ロット条件
ロット数や生産頻度により、段取りやコスト構成が変わります。
ご希望のロット条件を共有いただくことで、最適なスケジュールを提案できます。
6. 金型の状態とメンテナンス履歴
外観に問題がなくても、キャビティやスライド部に摩耗が見つかることがあります。
トライ成形で実際の成形状態を確認し、メンテナンス計画を立てることが重要です。