植物由来の生分解性プラスチック(PLA)を使用した製品のご紹介

植物由来の生分解性プラスチック「PLA(ポリ乳酸)」を採用した製品のご紹介です。

 この度、株式会社ファンケル(本社:神奈川県横浜市 代表取締役社長執行役員 CEO:島田和幸 以下、ファンケル)のメイク専用什器として、ハイケム株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:高潮(たか うしお)、以下、ハイケム)が取り扱う植物由来の生分解性プラスチック「PLA(ポリ乳酸)」を採用頂きました。同社のメイク専用什器はPLAを100%使用した環境配慮型什器として、4月より順次、全直営店舗に設置されております。

PLAは原料にトウモロコシなどのバイオマスを使用しているので植物の生育過程でCO2(二酸化炭素)を吸収しており、焼却しても大気中のCO2を増加させないカーボンニュートラルな素材です。また、原料製造時のCO2の排出量はポリエステルと比べても1/7となるなど、原料製造時のCO2排出量の削減も期待できます。更に、一定の条件下で水と二酸化炭素に分解される生分解性を有しており、製品の使用後は自然に還る理想的なサイクルを実現できる環境に配慮した材料です。

PLA100%での成形は材料の特性上非常に難しいとされておりますが。当社では、以前より様々な環境材を使用した試作を行っておりました。その上で材料の特性を見極めてお客様にご提案をさせて頂き、さらに量産時の品質向上にも繋がっております。